「貨幣-債券市場」では、「お金」のやりとりについてみていきます。
- モノのやりとりをするうえで用いられるものが「貨幣」です。
- ミクロ経済学の理論に立つ「古典派」では、貨幣は単に交換の仲立ちとなる道具に過ぎないと考えます。
- これに対して、マクロ経済学をあつかう「ケインズ派」では、別の面、「貨幣が貨幣を生み出す機能」についても考えていきます。
もくじ
中学の公民の内容からまなぶ
経済劇場「6.貨幣と金融」(別サイト)。
(あらすじ)
貨幣、債券、利子率
- 貨幣とともに考察すべきものに「債券」があります。国債などがこれにあたります。貨幣のような交換のしやすさはありませんが、そのぶん 利息がつきます。
- これらの「貨幣」と「債券」の市場をあわせて「資産市場」ともいいます。この市場において、資産の保有者は資産を運用して、より多くの利益を得ようとします。
- 資産を「貨幣」の形で保有するか、それとも「債券」の形で保有するかは、ある数値を参考にして決定されます。これが利子率(r)で、この章の中心となる指標になります。
貨幣と債券
- (1)「貨幣市場と債券市場」では、「お金とは何か?」について考えます。