経済学の学習ガイド

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2-1.貨幣市場と債券市場

(学習の目的)
「お金とは何か?」について考えます。

「お金」とは?

「お金」は、商品やサービスなどの「財」の売り買いのときに使われます。

  • 「お金」が魅力的なのは、「お金」があれば、「財」が手に入るからです。
  • あくまでもこれは、交換のための便利な「道具」としての役割です。
  • でも、それだけではありません。

資産市場

お金には、もうひとつ不思議な役割があります。それは、「お金」があれば、さらに「お金」が手に入るということです。

  • 手に入れたお金をどのような形で保有するかは、資産市場でのやりとりを通じておこなわれます。
  • 資産市場とは、「貨幣」と「債券」が交換される市場です。

貨幣

「貨幣」(money)には3つの役割があります。

  • まず、財の価値を表す「①価値尺度」としての役割があります。
  • 次に、財のやりとりをおこなう「②交換手段」としての役割があります。
  • また、現物の財のように腐ったり古くなったりして価値がなくなることも(あまり)ないので、「③価値の保有手段」としての役割もあります。

財と交換がしやすいことから、貨幣は「流動性」ともよばれます。

債券

「債券」(bond)とは、国債や社債などです。

  • これは、政府や企業がお金を集めるために発行する借用証書です。
  • 借金ですから利息がつきます。
  • 企業はともかく政府はつぶれることは(あまり)ありませんので、株式を購入するのに比べると安全な資産運用のやりかたといえます。
  • 利息がつくことと、比較的安全なことから、この債券そのものが売り買いの対象となります。

ただし、「貨幣」とは異なり、財と交換はできません。

利子率

  • 手もとに貨幣は無いけど、貨幣が必要なときには、他人の貨幣を一時的に利用します。
  • 「無いお金を使える」という便利さを購入したわけですので、対価を支払う必要があります。
  • これが利子(利息)です。
  • 元のお金に対してどれだけの利子を支払うかを割合で示したものが「利子率」(interest rate:市場利子率)です。
  • 一般的には銀行を仲立ちとしてこの貸し借りはおこなわれます。

資産市場のメカニズム

資産を「貨幣」と「債券」のどちらで保有するかは、この「利子率」を考慮に入れる必要があります。

  • 「債券」は売り買いされますので、価格がつきます。
  • これが「債券価格」です。
  • 一般的に「債券価格」は「市場利子率」と「反比例」すると考えられます(これについては次節参照)。

→ 貨幣需要

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