経済学の学習ガイド

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3-3.余剰分析

(学習の目的)
資源の最適な配分にとって、完全競争市場がなぜのぞましいのかを、視覚的に説明します。数学の知識としては、中学でまなんだ連立方程式と、小学校でまなんだ三角形の面積を求める方法をつかいます

最適な資源配分

なぜ「消費者」と「生産者」は「市場」でやりとりをするのかといいますと、これは、「資源が有限」だからです。

  • もし資源が無限に存在して、無限に利用できるとすると、「消費者」は自分の「効用」をどこまでも最大化できます。
  • この場合、「生産者」は費用を気にすることなく生産はできますが、そもそも無限に存在するものについては価格のつけようがありませんので、売買そのものが成立しなくなります。

現実の経済では、「資源は有限」です。これを「資源の希少性」といいます。

  • この希少な資源を「最適」に配分するために、「完全競争」市場が役立つと考えられます。
  • この「最適」な資源配分とは、社会的に一番無駄の無い資源配分の状態のことをいいます。
  • 「余剰分析」では、この「最適な資源配分」について分析します。

消費者余剰

ある財の消費者が「支払ってもよいと思う最大の金額」から、実際に支払った金額を引いた残りの額を「消費者余剰」といいます。

  • 「支払ってもよいと思う最大の金額」は、「需要曲線」で示されています。
  • 「需要」と「供給」が等しくなる「均衡価格」は、「もっと払ってもいい」と思う「消費者」にとっては、「お買い得」感があります。
  • この「お買い得」感が「消費者余剰」のイメージです。

生産者余剰

ある財の生産者が「販売してもよいと思う最小の金額」と、実際の販売額の差額分を「生産者余剰」といいます。

  • 「販売してもよいと思う最小の金額」は、「供給曲線」で示されています。
  • 「需要」と「供給」が等しくなる「均衡価格」は、「もっと安くてもいい」と思う「生産者」にとっては、「儲けた」感があります。
  • この「儲けた」感が「生産者余剰」のイメージです。

総余剰

これらの「消費者余剰」と「生産者余剰」を合わせたものを「総余剰」という。

  • 一般的にこの「総余剰」は「完全競争」市場において「最大」となります。

厚生損失

「課税」や「規制」によって「総余剰」が減少した場合、この減少分のことを「厚生損失」(死荷重)といいます。

  • この「厚生損失」が発生しないことが、「最適な資源配分」がおこなわれているかどうかの目安になります。

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→ 課税と規制の影響

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