経済学の学習ガイド

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3-2.市場均衡の安定性

(学習の目的)
均衡価格と均衡取引量に至る調整メカニズムをまなびます。

市場均衡

  • 「需要」と「供給」が等しくなることを「均衡」状態(市場均衡)といいます。
  • 「需要」と「供給」が等しくなる「価格」を「均衡価格」といいます。
  • また、このときの取引量を「均衡取引量」といいます。
  • 「需要曲線」と「供給曲線」を描いた場合、この2つの曲線の「交点」で、「均衡価格」と「均衡取引量」が決まります。
  • この点のことを「均衡点」といいます。

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市場均衡の安定性とは?

  •  「需要」が「供給」を上回っている状態を「超過需要」といいます。
  • これに対して、「供給」が「需要」を上回っている状態を「超過供給」といいます。
  • これらの「均衡」でない状態を、「不均衡」といいます。

はじめから「均衡」状態であれば問題はありません。ただ、たとえ「不均衡」状態にあったとしても、「市場」には「均衡」に至る「調整」機能があります。

  • これは、「消費者」と「生産者」の間で、「価格」や「取引量」を変化させることです。
  • この「調整」機能がはたらいて、「均衡」状態が達成される場合、その「市場」は「安定的」とあらわされます。
  • これに対して、「不均衡」のままであったり、「不均衡」がさらに拡大するような場合は、「不安定的」といいます

ワルラス調整過程

「需要」と「供給」の「不均衡」を調整する過程として、「価格調整」が行われる場合、これを「ワルラス調整過程」といいます。

  • この調整過程はおもに、「非耐久財」にあてはまります。
  • 「非耐久財」とは、「耐久しない」つまり長持ちしない財のことです。
  • たとえば、スーパーマーケットなどで閉店間際になると、お惣菜の価格が半額になったりします。
  • これが身近な「ワルラス調整過程」です。

マーシャル調整過程

「需要」と「供給」の「不均衡」を調整する過程として、「数量調整」が行われる場合、これを「マーシャル調整過程」といいます。

  • この調整過程はおもに、「耐久財」にあてはまります。
  • 「耐久財」とは、長持ちする財のことです。
  • たとえば、自動車や住宅などです(もちろん、これらの財も長期的には古くなります。比較的長持ちする財のことをいいます)。
  • 人気のある商品の場合、値上げなどの「価格調整」(ワルラス調整過程)がおこなわれる場合もありますが、大企業などは生産ラインを拡大して「増産」をおこないます。
  • これが身近な「マーシャル調整過程」です。

くもの巣調整過程

「農産物」などは、「生産」と「消費」に「時点のズレ」があります。

  • この場合、「均衡点」には一気には至らず、試行錯誤を繰り返します。
  • この様子をグラフで描くと、「くもの巣」のような形になるので、「くもの巣調整過程」といいます。

需要曲線と供給曲線の形

  • 一般的に、「需要曲線は右下がり」の形、「供給曲線は右上がり」の形であらわされます。
  • この場合は、「価格調整」でも、「数量調整」でも「均衡点」に至ります。
  • つまり、「ワルラス的に安定」であり、かつ、「マーシャル的に安定」になります。

「需要曲線」や「供給曲線」は、別の形もありえますので、それぞれの状態について「ワルラス的に安定」か、「マーシャル的に安定」かをみていくことになります。

→ 余剰分析

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