前節<〔ここでは簡単にふれるにとどめておきます。〕
純粋戦略
ここまでみた、「プレーヤー」がある特定の選択肢を1つ選ぶ場合を、「純粋戦略」といいます。
混合戦略
この他に、「プレーヤー」のとる選択肢である「戦略」が複数ある状況もあります。この場合、どの「戦略」をとるかは、各「戦略」ごとに「確率」を考慮に入れて考察する必要がでてきます。このような状況を、「混合戦略」といいます。
ここまでは、取り得る「戦略」の中で、「どれが最良の利得になるか」を考察して「戦略」を選択する状況を分析してきました。
ミニマックス原理
これに対して、「どれが一番マシか」という観点で選ぶのが「ミニマックス原理」です。
- 「ミニマックス原理」では、各「戦略」について、「最悪の場合」の「利得」を比較します。
- そして、「最悪の場合」(ミニ)の中で「最大」(マックス)な「戦略」を選択する状況を考察します。
→ 「7.ゲーム理論」はここまでです。
→ 次の章「8.貿易理論」では貿易のおこる理由を考察します。
→ はじめの節「8-1.比較生産費説」
← 前節「さまざまなゲーム(基本)」