経済学の学習ガイド

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6-2.為替レートの決定

(学習の目的)
「為替レート」の意味をつかんでください。

為替レート

ある通貨と別の通貨の交換比率を「為替レート」(exchange rate:為替相場)といいます。

  • 為替レートの表示の方法については、現在は「1ドル=~円」や「1ユーロ=~円」の形であらわされるのが一般的です。
  • このような表示を「自国通貨建て為替レート」といいます。

円安と円高

  • 「1ドル=80円」が「1ドル=100円」となった場合、ニュースの報道などでは、「円安」になったと表現します。
  • これは、今まで80円で買えた1ドルの品物が、今後は100円出さないと買えないということです。
  • 円の「価値」が「減った」したことから、「減価」とも表現します。
  • 「1ドル=100円」が「1ドル=80円」となった場合は、「円高」と表現します。
  • これは、今まで100円出さないと買えなかった1ドルの品物が、今後は80円で買えるということです。
  • 円の「価値」が「増えた」ことから、「増価」とも表現します。

「為替レート」という表現

これらの「円安(減価)」と「円高(増価)」という表現の他に、関数を用いた数式などでは「為替レートが・・・」という表現がつかわれます。この表現は注意が必要です。

  • 「1ドル=80円」が「1ドル=100円」となった場合は、「円安(減価)」です。
  • この場合は、「為替レートが上昇」と表現します。
  • 「1ドル=100円」が「1ドル=80円」となった場合は、「円高(増価)」です。
  • この場合は、「為替レートが下降」と表現します。
  • 数字の変化そのものをみたものが「為替レートが・・・」という表現で、通貨の価値をみたものが「円安(減価)」と「円高(増価)」という表現です。

輸出と輸入の関係

一般的に「円安」は「輸出に有利」で、「輸入に不利」になります。

  • 円安は相手国からみると、今までと同じ自国通貨で、日本の品物をより安く買えることをあらわします。
  • よって、日本の輸出は増えることになります。
  • 逆に輸入は減ります。
  • 輸出が増え、輸入が減ることから、輸出入の結果である「経常収支は改善」します。
  • これに対して、一般的に「円高」は「輸入に有利」で、「輸出に不利」になります。
  • 円高は日本にとっては、今までと同じ自国通貨(円)で、相手国の品物をより安く買えることをあらわします。
  • よって、日本の輸入は増えることになります。
  • 逆に輸出は減ります。
  • 輸入が増え、輸出が減ることから、輸出入の結果である「経常収支は悪化」します。

マーシャル=ラーナー条件

  • 自国通貨が「減価」すると「経常収支が改善」します。
  • 自国通貨が「増価」すると「経常収支が悪化」します。
  • ただし、この関係が成り立つには一定の条件が必要です。

この条件を「マーシャル=ラーナー条件」といいます。

  • これはやや難しいので、ここでは、「一定の条件が必要だ」ということを確認しておいてください。

(経常収支の決定)

現時点では保留としておきます。

→ IS-LM-BPモデル

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