「昼飯をどうする?」
どちらかというと、経済学は抽象的な思考、経営学は具体的な思考を行います。
状況
昼飯。予算400円。
経済学的思考法
駅の立ち食いそば屋で、予算は400円。天ぷらそばか、かけそば+おいなりさんで迷ったが、結局、かけそばとおいなりさんにした。うまかった。
経営学的思考法
駅の立ち食いそば屋の前で考える。
- なるほど、駅に近いというより、駅の中という絶好の立地条件だ。そして、利用者も大量で、流れが途切れることもないし、他に食事できるところがないという独占状態だ。
- 店の外に代表的なメニューが写真つきで載せてある。これはわかりやすい。外から混み具合が一発でわかるのもわるくない。
- 「アルバイト募集」とある。時間帯も幅広いから、人も集めやすそうなのに募集しているということは、人手不足なのだろうか。
- 基本が「そば」と「うどん」で広域展開しているから原料費も1単位あたりのコストは低くできるだろう。「かけそば」や「かけうどん」はずいぶん安いが、その分トッピングでプラスアルファ儲けるのだろう。
- セルフサービスなので、客対応のコストが少なくてすむのは大きいな。注文を聞くといっても食券だから、そばかうどんの確認だけでいい。あとは茹でて、汁をかけて、トッピングを載せて、「○○おまちどうさまです」。
- でも、麺類はタイミングが大切だ。どんな工夫をしてるのだろう。
- あとは食器洗い、原材料の搬入の管理とかも忙しそうだ。
- 他にどんな仕事があるんだろう。昼食時間は大変そうだな。
- とりあえず、入ろう。
- 今時、ドアが手動だ。設備費も安く抑えている。食券は自動販売機。天ぷらそばにしよう。自販機はメニューの写真つきなのでとてもわかりやすい。
肉そばの写真を見たら、急に牛丼が食べたくなったので結局食券は買わずに、店を後にした。
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※ 消費者の行動は、一筋縄ではいかないことも多いので、経営学ではさまざまな状況を分析していきます。